凪は香りを引き出す
東京の梅は散り始め。風を測るときには、ちょうど凪の時間帯に入ったようで、梅の香りもほのかに香っていた。
梅の花の香りを引き出すような夕凪ということで、梅夕凪(うめゆうなぎ)。
風がない時の方が、香りをよく感じることができる。以前の白梅凪でも感じたことだが、今日の夕凪はさらに梅の香りが濃かった。散り始めた梅は、最後の香りを空気の中に放っている。
散り際の花は、なぜ香りが濃いのだろう。存在の最後に、精一杯の香りを放つ。そう考えると、梅の散り際は美しい。
梅夕凪の静けさの中で、散りゆく梅の香りを吸い込んだ。今年の梅の季節が、静かに終わりを迎えようとしている。
今日の風に合うもの
- 梅の香りが漂う夕凪の公園でのお茶
- 風がない日に際立つ梅の香りを全身で受け取る時間
- 散り始めた梅を愛でながら過ごす夕暮れ
今日の風の豆知識
東京の梅は二月末から三月にかけて散り始めます。「梅夕凪」は梅の香りを引き出すような夕凪のこと——風がないことで香り成分が拡散せず、その場に留まり続けるようです。
風のデータ
- 年月日:2025年2月28日
- 天気:晴れ
- 風速:0m/s
- 気温:15.6℃
- 方角:ー
