今夜の風は、方向が定まらなかった
今夜の風は、強く吹いているけれども方向が定まらない不定風(ふていふう)。南かと思えば東、東かと思えばまた別の方角へと変わる。風速は0.3から1.3メートル。決して強くはないが、落ち着きのない風だ。
今日も猛暑日だった。一日中、ぬるい南風が吹き続けていた。でも夜になって、その定まらない動き方を見ていると、何かが変わろうとしているのを感じた。
これは「最後の足掻き風(あがきかぜ)」だと思った。足掻き(あがき)とは、どうにもならない状況の中で、諦めまいとしてもがく様子を指す。今夜の風は、まだ夏でいようとして、でも夏でいられなくなってきた季節の風が、方向を定めきれずにもがいているように見えた。
東京の秋は近い。気象台のデータが何を示していようとも、この風の乱れ方が、秋への入れ替わりが近づいていることを教えている。南風ではない風が、もうすぐやってくる。
最後の足掻きが終われば、次の季節が始まる。それを待ちながら、今夜のこの落ち着きのない風を、記録に残しておきたかった。夏の最後の抵抗を、見届けた夜として。
今日の風に合うもの
- 夏の終わりに飲む最後の冷たい麦茶
- 風向きを楽しみながらの夜散歩
- 秋の準備としてのクローゼット整理
今日の風の豆知識
「足掻き(あがき)」はどうにもならない状況で必死にもがく様子。この言葉は馬が足を掻いて地面を蹴る動作から来ています。
風のデータ
- 年月日:2024年9月20日
- 天気:晴れ
- 風速:0.3〜1.3m/s
- 気温:30.6℃
- 方角:ー
