夏が行くのが寂しいわけ
南西から0.8から2.0メートルの風が届いた。昨日は初秋の涼しい風が吹いていたのに、今日は夏を思わせる気温に逆戻りだ。27度を超えている。
風も、6割は夏風だった。南西から来るこの風には、まだ夏の熱と湿気が残っている。肌に当たると、あの重さと温もりが伝わってくる。秋がせっかく来たと思ったのに、夏が押し戻してきた。
夏の名残風(なつのなごりかぜ)。夏の勢力が一時的に戻ってきた、でも確実に秋への移行が進んでいる——そういう風のことだ。
名残という言葉は美しい。波が引いた後に砂浜に残る泡のように、消えかけながらもまだそこにある。今日の南西の風も、そういう性質を持っていた。夏はまだここにいる。でも、もう去りかけている。
「確実に空気が秋色に染まりつつある」と感じた。6割の夏の中に、4割の秋が混じっている。色づく秋が、足早にやってくる。
今日の風に合うもの
- 夏服で楽しむ最後の秋晴れの外出
- 夏野菜と秋のきのこを使った料理
- 夏と秋が混在する空気を全身で受け取る散歩
今日の風の豆知識
名残(なごり)は「波残り」が語源とも言われます。波が引いた後に砂浜に残る泡のように、消えゆくものの余韻を指します。秋が深まるほど夏の名残は稀になり、ますます貴重な風になっていきます。
風のデータ
- 年月日:2024年9月26日
- 天気:晴れ
- 風速:0.8〜2.0m/s
- 気温:27.3℃
- 方角:南西
