秋風の異称が金風

秋風は金風(きんぷう)とも呼ばれる。五行思想では、秋は「金(きん)」に対応する。金気(きんき)が天地に満ちる季節が秋であり、その季節に吹く風を金風と呼ぶ。金色の豊穣さ、実りの色。黄金色に輝く稲穂のような、温かみのある秋の風のイメージだ。

しかし今日の北の風は、金色ではなかった。0.8から1.8メートルの冷たい北風が、小雨とともに吹いてくる。気温は18度。湿度は58%。一昨日の夏のような南風からわずか二日で、この冷たさだ。

金色の温かみはなく、今日の風は銀色だった。銀色は、金色よりも硬く、冷たく、鋭い。光を反射するが、温めることはない。今日の風も、そういう性質を持っていた。透明に近い冷たさが、静かに北から届いてくる。

金風という名の風が、実際には銀色だった——この季節の複雑さを、その色の差に感じた。秋は金色に向かっているけれど、まだ銀色の寒さの中にいる。風も西よりではなく、北からの風。実りの季節は、もう少し先だ。金風と呼んでしまうには、ちょっと早かったかも。

今日の風に合うもの

  • 金色に色づいた葉を探す散歩
  • 温かいほうじ茶と栗の和菓子
  • 銀色の冷気を感じながらの早朝の外出

今日の風の豆知識

五行思想では秋は「金(きん)」に対応します。金気は収穫・実り・清澄さを象徴し、秋風を金風と呼ぶのはこの思想に基づきます。黄金色の稲穂や紅葉と重なる、豊かさの季節の風です。

風のデータ

  • 年月日:2024年10月9日
  • 天気:小雨
  • 風速:0.8〜1.8m/s
  • 気温:18.2℃
  • 方角: