今日は観測史上最も遅い真夏日だった
十月も下旬に差し掛かるというのに、南西から2.8から4.6メートルの強い風が届いた。気温は29度を超えている。
観測史上最も遅い真夏日——そんな言葉が飛び交う一日だった。暑い。10月の末にこの気温は、確かに異常だ。南の風がやってくるとき、空気は夏の記憶を引き連れてくる。
遅南風(おそばえ)は、本来の季節よりずっと遅れてやってきた南風という意味。漁師言葉の「ばえ」は南風を意味する。時期外れに吹き込んできた夏の使者を、この名で記録しておきたかった。
10月後半に夏風が吹くなんて、不思議な感じがする——と思いながらも、皮膚はその温さをちゃんと受け取っている。不思議と感じながらも、風そのものは確かにそこにある。季節の異変を観察しながら、今日の風と向き合う。
遅れてやってきた南風は、去り際に力を振り絞っているような印象だった。明日には、また秋の風に戻るだろう。
今日の風に合うもの
- 時期外れの暑さを楽しむ最後の夏気分
- 南風に向かって深呼吸
- 夏と秋の境目を意識しながら飲む冷たい飲み物
今日の風の豆知識
観測史上最も遅い真夏日の記録更新が近年相次いでいます。偏西風の蛇行により南からの暖気が秋遅くまで流れ込むためと言われていますが、近年の温暖化も影響しているようです。
風のデータ
- 年月日:2024年10月19日
- 天気:晴れ
- 風速:2.8〜4.6m/s
- 気温:29.2℃
- 方角:南西
