春に思いを馳せるけれど寒い

氷結とまではいかないものの、体感温度はゼロ度くらいにしてしまう強風だった。2.3から7.2メートルの西の風が、川面を吹きすさぶ。

春寒川嵐(はるさむかわあらし)。春に思いを馳せながらも、体に沁みる寒さを感じる——春寒(はるさむ)。そして川面に吹き荒れる風——川嵐(かわあらし)。ふたつの言葉が今日の風に重なった。

川は風の通り道だ。両岸に遮るものがなく、風が集まって勢いを増す。7メートル近い西風が川面を渡ってくると、実際の気温よりずっと冷たく感じる。

それでも「春寒」と名付けたのは、春を意識しているからだ。寒いと感じながら、その寒さを春との距離感で測っている。あとどれくらいで、この川嵐が春の川風に変わるのか。

春寒川嵐の中に立って、春への距離を体で測った。

今日の風に合うもの

  • 氷点下に近い体感の中で飲む熱い生姜湯
  • 川縁の強風を経験してから入る温かい部屋
  • 川嵐に立ち向かう気合いの入る冬の最後の外出

今日の風の豆知識

「春寒(はるさむ)」は春に思いを馳せながらも体に沁みる寒さを感じること。「川嵐(かわあらし)」は川面に吹きすさぶ強風のこと。川は遮るものがないため風が集まりやすく、同じ気温でも川縁は体感が低くなります。

風のデータ

  • 年月日:2025年2月19日
  • 天気:晴れ
  • 風速:2.3〜7.2m/s
  • 気温:7.2℃
  • 方角:西