風の冷たさに、時がひたすら過ぎていく焦りの感情を抱くことも
一定の風速でずっと北風が吹き抜けていく夜だった。0.5から1.0メートル。単調に、絶え間なく、北から流れてくる。
昨日の初冬風よりは少し寒さが和らいだものの、この風はもう冬の風だ。秋には戻らないのだなぁ、と感じた。秋の風が持っていた爽やかさや、残暑の名残の温もりも、もうここにはない。
初冬夜風(はつふゆよかぜ)は、初冬の夜に吹く北の風のこと。
冬の夜の北風には、独特の情緒がある。単調に吹き続けるその風に当たっていると、時がひたすら過ぎていく感覚がある。一秒一秒が確実に積み重なって、冬の深みへと引き込まれていくような。
焦りとも、寂しさとも、少し違う感情。初冬の夜だからこその、この感触を、風の記録として残しておきたい。
今日の風に合うもの
- 初冬の夜風を感じながら飲む温かい日本酒
- 時間の流れを意識しながらの日記時間
- 夜の北風を室内から聴く静読
今日の風の豆知識
「初冬」と「夜」が重なる時間帯は、一年の中でも特に気温の変化が鋭く感じられます。秋には戻らないという実感は、夜の北風が運んでくる冷気の質の変化から来るように思います。
風のデータ
- 年月日:2024年11月21日
- 天気:薄曇り
- 風速:0.5〜1.0m/s
- 気温:13.4℃
- 方角:北
