風鈴の音が風がやってくる合図
10秒くらいしか風が続かず、吹いては消え、吹いては消えの一日だった。0から0.9メートルの北東の風。風向きも北東だけでなく南西や西方向からも吹いてくる。
吹いてはすぐ消え、来るかと思えば止まる、焦れったい気まぐれな風ということで、焦らし風(じらしかぜ)。
風鈴をつけている家があって、その音色で風がやってくることを感知していた。チリン、と音がする。風が来た。計測器を向ける。でも、計測器が反応する前に、風は止んでいる。
風鈴は、計測器よりも繊細に風を感知する。細い金属の棒が、かすかな気流にも揺れて音を出す。今日の焦らし風は、計測器では捉えにくくても、風鈴には届いていた。
春を待つ二月の半ば。焦らし風は、春そのものの気まぐれを体現しているようだ。来ると思えば来ない、止まったと思えばまた来る。それでも、確実に春は近づいている。
今日の風に合うもの
- 風を待ちながら楽しむ風鈴のある散歩道
- もうすぐ来る春を待ちながら飲む温かいお茶
- 焦れながら待つことを楽しむ「待つ」時間
今日の風の豆知識
「焦らし(じらし)」は、期待させておいてなかなか本題に入らない状況を言います。少ししか続かない風、吹いては消える風——この気まぐれな動きは、梅の開花と同様に「もうすぐ」なのにまだ来ない春の焦れったさを象徴します。
風のデータ
- 年月日:2025年2月12日
- 天気:曇り
- 風速:0〜0.9m/s
- 気温:8.8℃
- 方角:北東
