来年の夏へ行き去るべき風が、秋に迷い込んできたみたい

昨日の北東の冷たい風から一転、今日は南から温かい風が3.2から4.7メートルで吹いた。天気予報は強風を告げていた通り、なかなかの風圧だ。でも、この南風の中には、夏の気配が半分ほど残っている。秋に迷い込んできた夏の風だと感じた。

本来なら夏の風は、来年の夏まで、どこかへ行ってしまっているはずだ。南の海の上か、赤道の向こうか、そういう遠い場所で次の夏を待っているはずの風が、ふと方向を間違えて、もう秋になった日本に迷い込んできたような印象がある。夏の迷い風(なつのまよいかぜ)。

迷い込んできた風に、責める気持ちはない。むしろ、どこか懐かしさを感じた。夏は確かに終わったが、この南風が来ると、あの暑い日々がすぐ隣にあるような気がする。

強い風が吹き抜けていく。でも、これは夏の力ではない。迷って来た風の、少し焦ったような強さだ。明日には、また北風が戻ってくるだろう。秋が、迷い込んだ夏の風を追い返す。

今日の風に合うもの

  • 迷い込んだ夏を楽しむ最後のアイスコーヒー
  • 強風の日に風に向かって立つ体験
  • 夏と秋が混在する空気を全身で受け取る時間

今日の風の豆知識

偏西風の蛇行により、秋になっても暖かい空気が日本列島に流れ込むことがあります。これが「秋の夏日」の主な原因の一つ。近年この蛇行が大きくなっており、季節外れの気温が増えている背景にあるようです。

風のデータ

  • 年月日:2024年10月7日
  • 天気:晴れ
  • 風速:3.2〜4.7m/s
  • 気温:27.4℃
  • 方角: