「まだまだ冬」と主張したがる風が、さっと吹く
天気予報では風速6メートルという情報だった。しかし地上ではさほどでもなく、せいぜい3メートル前後。無風の時間も多かった。0.4から2.2メートルの北東の風が、気まぐれに吹いた。
まだまだ冬だと主張するように、急に吹き起こる冬の北の風ということで、冬衝風(とうしょうふう)。衝風とは急に吹き起こる風の意味だ。
無風の時間が長く続いた後に、突然、北東からの風がさっと吹いた。「まだまだ冬だ」と主張したがるような風だ。穏やかな日が続いて、そろそろ春かと思った頃に、この風が現れる。
予報と実際のずれも、今日の風らしかった。上空では強い風が吹いているのに、地上には届かない。それが局所的に地表に当たってきたとき、一瞬だけ強い冬衝風になるのだろう。
冬の主張は、まだ続く。でも、その主張が「急に吹いてすぐ去る」ものになってきた。冬の力が、少しずつ緩んでいる証拠でもある。
▼ 風のデータ
今日の風に合うもの
- 突然の風に備えた帽子やストールの外出準備
- 無風の後の一吹きを楽しむ風待ちの散歩
- 「まだ冬」と「もうすぐ春」のはざまを感じる時間
今日の風の豆知識
「衝風(しょうふう)」は急に吹き起こる強い風のこと。「まだまだ冬だ」と主張したがる風が「さっと吹く」——季節の変わり目に、前の季節が最後の主張をする現象は、秋の「最後の足掻き風」にも通じます。
風のデータ
- 年月日:2025年1月25日
- 天気:薄曇り
- 風速:0.4〜2.2m/s
- 気温:10.2℃
- 方角:北東
