梅雨の頃に吹く荒南風に似ている?

南東からの風が強く吹きつけてきた。風速計は2.8から5.6メートルを示し、スタンドが揺れて倒れそうになる。5メートルを超えると、身体全体が風圧を受け、足元がぐらつくような感覚がある。

空を見上げると、雲が南東から北西へ、勢いよく流れていく。雲の動きと風の方向は一致している。この風が、空全体を動かしている。

南東からの強い風。この感触はどこかで覚えがある。梅雨の頃に吹く荒南風(あらばえ)に、どこか似ている。じっとりと湿った空気、強い風圧、一方向から押し続ける重さ。でも、梅雨はとうの昔に明けた。今は9月、白露の時期だ。

白露(はくろ)は、野の草に白い露が宿り始める頃を指す。大気中の水分が露として結ぶほど、朝夕の気温が下がり始めるという意味だ。そして今日、その白露の時期に、露を思わせるような湿気をはらんだ南東の風が吹いている。

梅雨の荒南風に似ているが、時期が違う。白露の頃の南の風だから、露南風(つゆばえ)。音の響きが、この季節の湿り気とよく合っている気がした。強くて、重くて、でも白露の名を借りれば、少し詩的にもなれる。そんな風だった。

今日の風に合うもの

  • 温かいほうじ茶
  • 風が落ち着くまでの室内読書
  • 窓の結露観察

今日の風の豆知識

白露(はくろ)は「野に白い露が宿る頃」を意味する二十四節気。この時期の強い南東風は、梅雨の荒南風(あらばえ)に性質が似ていることから、白露にちなんで露南風と名付けました。

風のデータ

  • 風の採取日:2024年9月9日
  • 天気:薄曇り
  • 風速:2.8〜5.6m/s
  • 気温:29.7℃
  • 方角:南東