楓の葉っぱも風に撫でられているように左右に揺れていた

秋らしい冷気を纏った風が吹いていた。北東から、0.3から1.0メートルの不定風だ。方向がコロコロと変わる。でもそのたびに、頬に触れる感触があった。

風は、頬で感じるのが一番だと思う。指先より敏感で、腕よりも繊細だ。少し上向きにして歩くと、風の方向がよくわかる。今日の風は、あちこちの方向から頬を撫でるように届いてきた。

楓の葉が揺れている。風向きが変わるたびに、左右に揺れが変わる。葉っぱも頬のように、風の方向を感じているのかもしれない。

強すぎず、弱すぎず、ちょうど皮膚が感知できる程度の風。それが頬に触れるたびに、秋の冷気をそっと届けてくれる。ということで、今日の風は、秋の頬撫風(あきのほおなでかぜ)。頬を撫でるように届く、秋の柔らかい不定風。

風を受け取る器官として、頬を意識した日だった。皮膚は風を読む。特に頬は、風との対話の窓口だ。

今日の風に合うもの

  • 目を閉じて頬で風の方向を感じる秋の外出
  • 肌に優しいコットンのストール
  • 冷気が心地よい晴れた秋の日の散歩

今日の風の豆知識

頬は風の方向を感知する最も敏感な部位のひとつ。皮膚の感覚受容器が密集しており、0.5m/s前後の微風でも方向を感知できます。目を閉じて頬を風に向けると、風向きがより正確にわかります——皮膚は優れた気象観測機器です。

風のデータ

  • 年月日:2024年11月6日
  • 天気:晴れ
  • 風速:0.3〜1.0m/s
  • 気温:17.6℃
  • 方角:北東